自治会ホームページ掲載のなんじゃもんじゃの木やジャケツイバラをこの目で確かめたくて出かけました。最後の写真は牡丹なのか芍薬なのかよくわかりませんので調べてみると、
どちらもボタン科ボタン属の植物で、もともとは薬用植物として渡来しました。江戸初期には観賞用として改良され、明治以降は日本独自の品種に加えて、欧米から輸入された品種が加わりました。
両種類は近縁なので、市販のボタンの苗は成長の早いシャクヤクの根を台木にして、つぎ木されています。これは明治中ごろに新潟県で実用化された技術です。
ボタンは落葉低木
冬に葉は落ちるが地上部に枝が残る。年々、幹が太く大きくなる。
シャクヤクは宿根草
冬季に地上部が枯れてしまう。年々、根が広がって、大株に育つ。
ということは
片方は木でもう一方は草ということですね。この違いは大きいのですが、見た目ではなかなかわからない。それでもっと有力な手掛かりは、というと、ありました!以下のような違いが。
・牡丹の葉は、ギザギザでツヤがない。
芍薬の葉は、丸みがありツヤがある。
・牡丹のつぼみは、先が少しとんがっています。
芍薬のつぼみは、まん丸です。
・牡丹の花は、一気にそして豪快に散っていきます。
芍薬の花は、最後までしがみつきながら散っていきます。
・牡丹は、4月下旬~5月初め(晩春)
芍薬は、5月初旬~5月下旬(初夏)